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　広島市西区のノートルダム清心高２年の中本裕子さん（１６）と仁田恵理奈さん（１６）が、日米の相互理解などを目的としたＡＩＵ高校生国際交流プログラムの「高校生外交官」に選ばれた。中本さんは渡米し、仁田さんは国内で米国の高校生と交流する。

　中本さんは２１日に渡米する。国防総省や国連本部を訪問するほか、大学寮で米国の高校生と共同生活するなどして相互理解を深める。８月９日に帰国する。

　全国の約千人が応募し、英語の面接などを経て４０人が受かった。中本さんは「広島での平和学習の成果を米国の同世代に伝えたい」と意気込む。

　仁田さんは２８日～８月９日、京都市に滞在し、来日する米国の高校生と共同生活する。８月６日に英語で平和実現に向けたスピーチをする。全国約３３０人の中から２０人が選ばれた。仁田さんは「被爆７０年の節目に、今後どうやって平和な世界をつくっていくか議論したい」と話す。

　プログラムは損害保険会社や教育関連団体でつくる実行委員会の主催。１９８７年に始まり２９回目。（山本乃輔）

（２０１５年７月１０日朝刊掲載）