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[戦後70年 県北から] 原爆被害を記事で学ぶ 君田中「学ぼうヒロシマ」授業 三次

 広島県三次市君田町の君田中で10日、中国新聞社が制作した平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を使った授業があった。全校生徒34人が原爆の悲惨さや平和の大切さを学んだ。

 生徒は8班に分かれ、新聞の記事を声に出して読んだり、ホワイトボードに書き写したりした。焦土と化した街で妹を見つけられなかった被爆者の証言などを読み込んだ。「戦後70年がたつのに今も当時の記憶に苦しめられている人がいることがわかった」「被爆者の声にもっと耳を傾けよう」などと感想や意見を発表した。

 3年橋本弘輝君(14)は「戦争が起きてから平和を叫んでも遅い。平和活動に参加するなど、今からできることしていきたい」と話していた。

 授業は、平和学習の一環。生徒は、8月6日に町内である町戦没者慰霊祭に出席する。(野平慧一)

(2015年7月11日朝刊掲載)

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