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ギャレットさん、若手奏者と共演 広島で15日 米在住ピアニスト 被爆70年で平和発信

 米国在住のピアニスト、ギャレット宇見さん(14)を迎えるコンサートが15日午後6時半から、広島市中区の広島国際会議場である。広島市出身の若手奏者と共演し、平和を発信する。

 バイオリン木村瑠菜さん(東京芸術大付属音楽高3年)とチェロ鈴木莉乃さん(長崎大1年)が、米国人の父と日本人の母を持つギャレットさんと、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番で思いをつなぐ。3人はインターネットを通じ、音合わせをしてきた。

 広島や尾道市の中高生約50人も出演。広島交響楽団コンサートミストレス蔵川瑠美さん、第2バイオリン首席青山朋永さん、ビオラ首席安保恵麻さん、チェロ首席マーティン・スタンツェライトさんと合奏する。ノートルダム清心高2年沖田有紀乃さん(16)は「国境のない音楽で平和に貢献したい」と声を弾ませる。

 ギャレットさんの独奏や広響首席奏者による弦楽四重奏もある。1200円。エディオン本店などで販売。実行委員会Tel082(871)1473。(余村泰樹)

(2015年7月11日朝刊掲載)

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