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ヒロシマの惨状描く 被爆者の絵展示 広島市牛田地区

 広島市東区牛田地区での被爆者が当時の惨状などを描いた絵の展示会が10日、同区の牛田公民館で始まった。被爆70年に合わせて同公民館が企画した。8月2日まで。

 原爆資料館(中区)が過去3回にわたって被爆者から収集した「市民が描いた原爆の絵」から、牛田地区を描いた計18枚を展示。大勢がやけどを負いながら牛田山を目指して逃げる様子や倒れた人に水をかけ続ける少年、原爆投下前に牛田地区の上空を通過する米軍の爆撃機B29などを描いている。

 安佐南区の主婦天満優子さん(68)は「ひどかった被害が伝わってくる。核兵器や戦争はあってはならない」と見入っていた。(細田一歩)

(2015年7月11日朝刊掲載)

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