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米の生徒が平和灯籠 佐伯区のNPO 元安川に

 広島市佐伯区のNPO法人子どもの未来と平和を考える会は6日夜、米国の「ニューヨーク日本人学校」(コネティカット州)の全校生徒が寄せたメッセージ灯籠を広島市中区の元安川に流す。国境を越えた平和への願いを約140個に込める。

 「平和が一番」「がんばれ日本」の文字が色鉛筆やクレヨンで色鮮やかに描かれている。メッセージを書いた上質紙(縦約20センチ、横約60センチ)が考える会に届き、会は当日までに灯籠に仕上げる。

 2006年、会が訪米した際、同校に灯籠を持参したのが交流の始まり。毎年、8月6日を前にメッセージ約30枚が届いている。副理事長の多葉村将樹さん(46)は「生徒たちの気持ちに感謝したい」と話す。

 灯籠は午後7時ごろ、楽々園公民館(佐伯区)などで作った約60個と合わせて流す。(渡部公揮)

(2011年8月4日朝刊掲載)

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