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連鶴 つながれ願いも 体験イベント 広島市中区

 1枚の紙から複数の鶴を折る「連鶴」作りを通じて平和の尊さを考えてもらう催しが11日、広島市中区袋町の合人社ウェンディひと・まちプラザ(旧まちづくり市民交流プラザ)であった。12日も。

 市内の家族連れや友人グループが参加。企画した同区のボランティアグループ「紙ニュケーション.net和(ノキロ)」のメンバーの指導で、1枚の障子紙を丁寧に折って連なった2羽の鶴に仕上げていた。

 親子で訪れた西区の団体職員渡辺昭人さん(51)は「鶴を折るのは久しぶり。娘といるこの時間こそが平和ということかもしれない」と話した。

 グループは被爆70年に合わせ、白い連鶴約千羽分を青い布の前につり下げて「70」の文字を浮かび上がらせる作品を製作中。8月6日、中区の広島国際会議場で展示する。(藤田智)

(2015年7月12日朝刊掲載)

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