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平和 広島から次世代に 原爆供養塔前 天台宗僧侶ら法要

 天台宗の僧侶有志による平和祈念法要が14日、平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔前であった。中四国の僧侶と信徒約50人が参加し、戦争のない社会の継続を誓った。

 僧侶による読経の後、天台宗の木ノ下寂俊(じゃくしゅん)・宗務総長が「戦争犠牲者の慰霊を今後も長く続け、世界平和を祈りたい」とあいさつ。天台宗のイメージソングを歌う比叡山親善大使で府中市出身のシンガー・ソングライター森友嵐士(あらし)さん(49)が「歌と言葉を通して、広島から次世代に平和をつないでいく」と誓った。

 同法要は、中四国の天台宗寺院を所管する岡山、山陰、四国の3教区が主催し、被爆60年の2005年から毎年続けている。(石川昌義)

(2015年7月15日朝刊掲載)

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