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安定ヨウ素剤 来月本格配布 島根県が方針

 島根県は14日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故時に、甲状腺被曝(ひばく)の予防をするため服用する安定ヨウ素剤について、半径5キロ圏の住民への本格的な配布が8月8日からになる方針を示した。

 この日の松江市議会島根原子力発電対策特別委員会で明らかにした。県医療政策課は、ことし6月27、28日の2日間、鹿島町の御津と片句地区で先行実施した配布結果を報告。対象者788人のうち受け取ったのは71・6%の564人だった。

 8月からの本格配布は、鹿島町内は9月13日までに計9日間の配布日を設けるほか、鹿島町を除く5キロ圏内の同市島根、古江、生馬地区は年内をめどに順次配布するとした。

(2015年7月15日朝刊掲載)

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