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指導の厳格化 規制委に要請 島根原発虚偽記録 松江市

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)での低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、松江市は15日、原子力規制委員会に対し、同社への指導・監督をより厳格にするよう要請した。

 市防災安全部の多久和正司部長が、規制委事務局の原子力規制庁に青木一哉安全規制管理官を訪ねた。要請書では、島根原発での2010年の点検不備問題を踏まえ、「記録の捏造(ねつぞう)を行うなど、明らかに過去の事案の再発」と指摘。中電が取り組む原因調査や分析、再発防止対策に対して指導・監督を強化するよう求めた。

 虚偽記録問題への規制委の対応状況について、適切に情報公開することも要請した。多久和部長は終了後、「中電への指導・監督を厳格にするとの回答をいただいた」と説明した。

(2015年7月16日朝刊掲載)

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