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弁護士会など廃案求め声明 安保法案衆院通過

 広島弁護士会(木村豊会長)は16日、衆院本会議で可決された集団的自衛権行使を可能にすることを柱とする安全保障関連法案の廃案を求める会長声明を出した。同日、声明文を安倍晋三首相や衆院議長に送った。

 声明は「海外での武力行使を認める法案は憲法9条に違反している」と指摘。国民投票などの憲法改正の手続きを踏んでいない点に触れ「一内閣の憲法解釈の変更に基づいて憲法を実質的に変えようとしており、立憲主義、国民主権の基本原則に反している」と批判している。

 医師や歯科医師でつくる広島県保険医協会も抗議声明を発表。浄土真宗の僧侶や門徒でつくる念仏者九条の会は安倍首相に抗議文を送った。

(2015年7月17日朝刊掲載)

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