ネガに刻んだヒロシマ復興 広島で写真展 土門拳らの96点
15年7月17日
写真展「復興の記憶 ヒロシマを見つめた写真家たち」が16日、広島市西区の泉美術館で始まった。土門拳や木村伊兵衛、地元広島の写真家たち12人が、原爆投下直後から1960年代までの被爆地を捉えた96点を展示。よみがえる街の鼓動と、暮らしを紡ぐ人々の活力が浮かび上がる。
被爆12年後の57年に広島入りした土門は、原爆で親を失った子どもの表情などにカメラを向けている。木村も復興途上の街に立つ少年を活写。にぎわいを取り戻す中心街など、岩波映画製作所の取材で訪れた名取洋之助らの作品も並ぶ。
整備が進む平和記念公園での紙芝居、小学校の運動会…。地元の故佐々木雄一郎や明田弘司さん(92)は、市民の息吹をくみ取る。それぞれに刻まれたヒロシマの歩みとメッセージが、来場者を引きつけている。
18日午後1時半から、展示監修をした日本写真家協会の松本徳彦副会長の講演がある。同館と中国新聞社の主催。9月6日まで。月曜休館(7月20日は開館)。(林淳一郎)
(2015年7月17日朝刊掲載)
被爆12年後の57年に広島入りした土門は、原爆で親を失った子どもの表情などにカメラを向けている。木村も復興途上の街に立つ少年を活写。にぎわいを取り戻す中心街など、岩波映画製作所の取材で訪れた名取洋之助らの作品も並ぶ。
整備が進む平和記念公園での紙芝居、小学校の運動会…。地元の故佐々木雄一郎や明田弘司さん(92)は、市民の息吹をくみ取る。それぞれに刻まれたヒロシマの歩みとメッセージが、来場者を引きつけている。
18日午後1時半から、展示監修をした日本写真家協会の松本徳彦副会長の講演がある。同館と中国新聞社の主催。9月6日まで。月曜休館(7月20日は開館)。(林淳一郎)
(2015年7月17日朝刊掲載)