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国内外の学生にピースセミナー 女学院大で開講

 原爆の日前後に、国内外の学生や留学生が広島の被爆体験や平和の大切さを学ぶ「ヒロシマピースセミナー」が4日、広島市東区の広島女学院大で始まった。7日まで。

 国内の大学・短大生と米韓中やケニアの留学生、海外からの計42人が参加。初日は、同大近くの牛田で被爆した小倉桂子さん(74)=中区=が講演。「皮膚がはがれ、髪が燃えた人たちから水を求められた光景を今も夢に見る。この体験を伝えてほしい」と語った。

 同大文学部にケニアから留学中のデグア・ハンナ・ワングイさん(27)は「被爆者の率直な気持ちを聞けて勉強になった」と話した。  参加者は6日、平和記念式典に参加し、市内の戦跡を巡る。

 セミナーは女性の地位向上や難民を支援するウエスレー財団(東京)の後援で、初めて開いた。

(2011年8月5日朝刊掲載)  

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