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広島での外相会合 準備会議を初開催 16年サミットで外務省

 外務省は17日、来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)と、関連する広島市での外相会合に向けた初の準備会議を省内で開き、関係部局の連携を確認した。岸田文雄外相は「わが国の外交の総合力が試される」と万全を期すよう指示した。

 岸田氏や副大臣、省幹部たち約20人が出席。岸田氏はあいさつで「サミットでは国際社会が直面する課題が議論される。日本からしっかりとしたメッセージを発信できるよう取り組みたい」と述べた。

 会議では今後、サミットに先立って開かれる外相会合の時期や主会場、サミット参加者の訪問場所などを詰める。この日は、訪問場所の検討資料として、平和記念公園(中区)や世界遺産の厳島神社(廿日市市)などの位置を記した地図が配られた。

 サミット準備事務局は「今月上旬に初めて事務方が現地を訪れ、来週も視察する予定だ。被爆地であり、文化豊かな広島で何ができるか、まずはアイデアを広げたい」としている。

(2015年7月18日朝刊掲載)

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