×

ニュース

免許延長申請の不許可申し入れ 上関原発埋め立て 山口県に反対派連絡会

 中国電力による上関原発建設予定地(山口県上関町)の公有水面埋め立て免許の延長申請をめぐり、「上関原発を建てさせない山口県民連絡会」が17日、延長申請を不許可にするよう山口県に申し入れた。

 児童文学作家の那須正幹共同代表(73)たち17人が県庁を訪れ、県商工労働部の末永睦理事に申し入れ書を手渡した。那須共同代表は中電に7度目の補足説明を求め、延長の可否判断を先送りした県の対応を「埋め立て反対を求める県民の意思と願いを無視した決定で看過できない」と批判。末永理事は「(延長を求める)正当な理由の有無が判断できるまで審査を続ける」と答えた。

 意見交換では、連絡会メンバーから「補足説明に関する県と中電の文書は、情報公開請求しても黒塗りばかりでやりとりの内容が分からない。県への不信が増すばかりだ」などの意見が出た。

(2015年7月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ