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韓国人慰霊祭に250人 同胞悼み平和誓う

■記者 田中美千子

 韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、平和記念公園(広島市中区)の慰霊碑前であり、約250人が参列した。

 在日本大韓民国民団(民団)県地方本部の権五源(クォンオウォン)団長が、この1年に亡くなった5人を加えた2633人分の死亡者名簿を奉納。「恒久平和が実現されるよう最善を尽くす」と誓った。民族衣装の女性たちの慰霊の舞や歌もあった。

 体調を崩して療養中の韓国原爆被害者対策特別委員会の姜文煕(カンムンヒ)委員長(89)は式典前に訪れ、花を手向けた。

 慰霊祭は39回目で、碑を園内に移してからは10回目。運営を手伝った市立大1年黄靖子(ファンチョンジャ)さん(18)は「祖父母や父も被爆した。悲劇を伝えていく若い世代の責任をあらためて感じた」と決意を新たにしていた。

(2008年8月6日 朝刊掲載)

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