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戦後70年…河内地区の歩み冊子に 花田植えや6・29豪雨… きょう発刊披露会 広島市佐伯区

 地域の歴史を後世に伝えようと広島市佐伯区の河内地区の住民有志が、地元の戦後70年の歩みをまとめた冊子を作った。地元の小中学校や図書館に配るなどして、地域の記録を次世代に伝える。(河合佑樹)

 A4判の50ページ。1951年のルース台風襲来、59年の町内有線放送開設、81年の魚切ダム完成や99年の6・29豪雨災害など、45年からことし6月末までに同地区で起きた出来事を年ごとにまとめた。豪雨災害で倒壊した家屋や50年に同地区で最後に開かれた花田植えの風景など住民が保管していた写真約460枚を使って解説する。

 冊子は、戦後70年と佐伯区制施行30周年の節目に歴史を伝えようと河内地区コミュニティ推進協議会を中心につくる編集委員23人が昨年4月から作業を進め、500部を作った。同協議会の杉田精司会長(74)は「歴史学習や未来のまちづくりに役立ててほしい」と話している。

 18日には発刊披露会を河内公民館で開き、1部500円で販売する。19日以降は同公民館で注文を受け付ける。Tel082(928)0219。

(2015年7月18日朝刊掲載)

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