×

ニュース

「木の葉のように焼かれて」第49集 新日本婦人の会が被爆体験集発行 広島

 新日本婦人の会県本部(広島市東区)が、県内の被爆者11人の体験記や聞き書きを収めた冊子「木の葉のように焼かれて」の第49集を発行した。

 当時15歳の女性は、広瀬元町(現中区)の崩れた自宅で、がれきや壁土を取り除いて母と妹の遺骨を発見した様子を回顧。「大人の骨が子どもの骨を抱くように横たわっていた」とつづる。

 ほかに、被爆2世の手記や、今春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて米ニューヨークを訪れた県本部員たちの報告も掲載した。

 冊子は1964年からほぼ毎年発行している。B5判、74ページで、500円(送料別)。県本部Tel082(263)0402。(高本友子)

(2015年7月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ