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「福島に学びたい」 IAEA部長強調 湯崎知事を訪問

 広島市を訪れている国際原子力機関(IAEA)ヒューマンヘルス部長のレティ・チェム博士が4日、広島県の湯崎英彦知事を表敬訪問した。

 IAEAと、県が事務局を担う放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は昨年8月、被曝者医療の分野で協力する覚書を交わした。湯崎知事は「広島の関係機関とともに福島第1原発事故に対するサポートを」と要請。チェム博士は「IAEAも事故から学ばねばならない。覚書を生かして協力したい」と応じた。

 チェム博士は、覚書に基づく今後の協働事業を検討するため、HICAREが招いた。6日まで市内に滞在する予定で、平和記念式典にも参列する。(城戸収)

(2011年8月5日朝刊掲載)

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