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戦没者しのび遺品展示 26日に広島県世羅で追悼式 手紙や眼鏡20点

 広島県世羅町遺族会は、せら文化センター(同町寺町)で26日にある町主催の戦没者追悼式で、戦没者の遺品を展示する。戦後70年の節目を、戦争の悲惨さを次世代に継承する機会にしようと企画した。

 戦地から家族に宛てた手紙や集合写真、終戦から約2年後の1947年7月に遺族に届いた戦死公報、千人針が入っていた袋など、会員4人から提供を受けた計20点を紹介する。ハーモニカ、眼鏡など愛用品とみられる遺品もある。

 追悼式の受け付けが始まる午前9時半から、正午まで。同会の久保勤事務局長(73)は「町内では1275人が戦争の犠牲になっている。風化させたくない」と話し、参列を呼び掛ける。(与倉康広)

(2015年7月18日朝刊掲載)

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