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被爆体験や音楽 平和と命考える 24日に笠岡市民会館

 岡山県笠岡市は24日午後1時半から、市人権教育講演会と平和祭を市民会館で開く。被爆者や広島市中区にある原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんの親族が講演。平和や命の大切さを考える。

 17歳で江田島の水上特攻基地から原爆投下直後のきのこ雲を見た後、救護活動で午後に広島市へ入り被爆した岡山県原爆被爆者会の土屋圭示会長(87)=笠岡市富岡=が体験を語る。今春米ニューヨークであった核拡散防止条約(NPT)再検討会議に関連し、現地での活動参加者が報告をする。

 2歳で被爆し、白血病のために12歳で亡くなった禎子さんのおいでシンガー・ソングライターの佐々木祐滋さん(45)が「未来につなげたいメッセージ~原爆の子の像『佐々木禎子』が遺(のこ)したもの」と題し、語りと歌を披露する。入場無料。市人権推進課Tel0865(69)2120。(谷本和久)

(2015年7月18日朝刊掲載)

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