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原爆被害 歩いて学ぶ 広島市南区 親子ら被服支廠 巡る

 広島市南区出汐にある被爆建物の旧陸軍被服支廠(ししょう)の周りを歩く「こどもサマーピースウォーク」が18日あった。市内の親子連れたち67人が参加し、原爆被害の悲惨さを学んだ。

 参加者は、被服支廠から大河公民館まで約1キロを巡った。市民団体の案内役は、折れ曲がった鉄の扉を前に「爆風がどんなに強かったか想像してみて」と語り、子どもたちは真剣にメモした。

 大河公民館などの主催で、参加者は被爆者の体験談も聞いた。母親と歩いた牛田小6年の原田光君(12)は「壁が黒くなっていた。あらためて原爆は怖いなと感じた」と受け止めていた。(河野揚)

(2015年7月19日朝刊掲載)

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