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核廃絶の願い 900人が表現 中区で集会 歌や展示 被災地写真も

 核兵器廃絶を願う集会「ピースアクションinヒロシマ・虹のひろば」(日本生協連など主催)が5日、広島市中区の県立総合体育館であった。全国の生協組合員たち約900人がステージや展示で世界平和を訴えた。

 ステージでは、被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんのおいでシンガー・ソングライターの佐々木祐滋さん(41)=東京都=が、禎子さんの心情を織り込んだ「INORI~祈り~」など2曲を弾き語りした。

 学徒動員中に南区の金輪島で被爆した府中町の元中学教諭江種祐司さん(83)は「核兵器も原発も人間を苦しめ続ける」と語った。

 会場には東日本大震災の被災地の写真も展示された。岩手県北上市から参加した団体理事の最知朋子さん(45)は「被爆後の広島と震災後の岩手の光景が重なり平和への思いがさらに強まった」と話していた。(教蓮孝匡)

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