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高校生平和大使 知事訪問し抱負 可部高の下岡さん

 被爆地の声を世界に届ける「高校生平和大使」に選ばれた可部高3年下岡三都穂さん(17)=広島市安佐南区=が5日、県庁に湯崎英彦知事を訪ねた。

 下岡さんは今月中旬、スイスの国連欧州本部で核兵器廃絶を呼び掛けるスピーチをする。「プレッシャーもあるが、原爆の恐ろしさをできる限り伝えたい」と抱負を語った。湯崎知事は「準備を生かして思いを発信してほしい」と激励した。

 高校生平和大使は、長崎市の被爆者団体などでつくる実行委員会が1998年から派遣を始めた。これまでに約60人が米ニューヨークの国連本部などを訪れている。今年は下岡さんを含む7県の計12人が17日から8日間、スイスとオランダの5都市を訪問する。(村田拓也)

(2011年8月6日朝刊掲載)

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