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平和発信へTV局連携 広島で来月 制作番組 共同で上映

 広島県内の民放4局とNHK広島放送局は8月、各局が制作した原爆や平和関連の番組を共同で上映する企画「テレビが記録したヒロシマ」を初めて催す。被爆地に根差す放送局が被爆70年の節目に連携し、平和のメッセージを発信する。

 番組は1969~2015年に制作されたドキュメンタリーやドラマなど計25本。「きみはヒロシマを見たか~広島原爆資料館」(NHK)「人間 中沢啓治 そして、『はだしのゲン』は生まれた」(中国放送)「碑」(広島テレビ)「炎の記憶~革命家が見たヒロシマ、そして…」(広島ホームテレビ)「ヒロシマを遺(のこ)した男~原爆資料館 誕生秘話」(テレビ新広島)…。芸術祭賞や放送文化基金賞などに輝いた番組を各局がえりすぐった。

 広島市中区のNHK広島放送局4階ハイビジョンシアターで8~17日の午前10時~午後5時、毎日5本を無料上映する。

 各局アナウンサーが22日に市役所で記者会見し「局の垣根を越えた取り組み。魂を込めて取材し制作した番組を見てほしい」とPRした。NHK広島放送局Tel082(504)5111。(余村泰樹)

(2015年7月23日朝刊掲載)

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