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散髪や化粧で患者すっきり 原爆病院 美容奉仕 広島市中区

 夏を気持ち良く過ごしてもらおうと、広島市中区の広島赤十字・原爆病院で22日、ニュー双葉美容室(南区)の従業員たちが、入院患者32人の散髪などをした。

 沖絹子社長たち美容師6人が病棟の交流スペースで散髪。「襟足もしっかり切ろうね」などと声を掛け、丁寧に仕上げていった。資生堂販売中四国支社(西区)の2人は、患者たちに顔のマッサージや化粧を施した。

 渡部静江さん(86)は「髪を切ったのは半年ぶり。すっきりして、元気な気持ちになる」と喜んだ。

 美容奉仕は前社長が1957年に始めた。毎年、原爆の日と正月の前にし、今回が115回目という。

(2015年7月23日朝刊掲載)

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