×

ニュース

広島大教員有志が声明 「安保法案は9条違反」

 広島大(東広島市)の教員有志が23日、安全保障関連法案に抗議し、「安保法案に反対する広島大学人有志の声明」をホームページで公表した。法案について「戦争を放棄した憲法9条に明白に違反していると言わざるを得ない」と強調。学内外に広く賛同を呼び掛けている。28日に同大で会見をする。

 世界で最初に原爆を投下された都市の大学として、世界のどの大学より平和な地球を目指して教育研究活動に携わってきたと訴え、「二度と若者たちを戦地に送り、殺し殺される状況にさらすことを絶対に認めない」との決意を示す。

 声明を公表した時点では教員や名誉教授たち16人が呼び掛け人に名を連ねた。その一人で大学院文学研究科の河西英通教授は「学生も動き始めている中、広島大の教員こそ意思表示する必要があると考えた」としている。(新本恭子)

(2015年7月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ