×

ニュース

初会合に7人 意見交換 「岡山被爆2・3世の会」準備会

 岡山県内の被爆2、3世の有志が23日夜、「岡山被爆2世・3世の会」結成に向けた準備会の初会合を岡山市北区の市勤労者福祉センターで開いた。呼び掛け人や賛同者計7人が出席。「被爆体験を継承し、核廃絶を目指す」などとした会則案について意見を交わした。

 呼び掛け人の志賀雅子さん(64)=倉敷市=が「皆さんの意見を聞いて輪を広げていきたい」とあいさつ。同じく加百智津子さん(65)=総社市=は「被爆者が高齢化する中、体験を継承することは使命だ」と力を込めた。

 出席者からは「2世には卵細胞の時に被爆した人も多い。健診への公的支援の充実を求める運動をするべきだ」「原発事故も含め新たな被ばく者をつくらせないという文言を会則に入れるべきだ」などの意見が出た。

 準備会は9月上旬に再度会合を開き、会則案を固める。10月に設立総会を開く予定で賛同者を募っている。問い合わせは県原水爆禁止協議会Tel086(244)4526。(永山啓一)

(2015年7月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ