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折り鶴貼り平和アート 福山の施設利用者 原爆ドームや虹描く

 福山市久松台の知的障害者通所施設「久松共働センター」の利用者が、約1万3千羽の折り鶴で平和を願う大型の貼り絵を作った。24日、同施設の夏祭りで披露した。同市霞町1丁目のまなびの館ローズコムでも8月1~15日に展示する。

 縦1・5メートル、横2・1メートル。原爆ドームや四つ葉のクローバーをくわえたハト、虹を描いている。広島市中区の平和記念公園に寄せられた折り鶴の一部を同市から譲り受け、センターの利用者たちが折った鶴やバラも活用。6月から板に貼り付ける作業をした。

 利用者の一人で同市日吉台の木下琢哉さん(28)は「全国から届いた折り鶴で元気の出る絵ができた。世界が平和になってほしい」と願っていた。(衣川圭)

(2015年7月25日朝刊掲載)

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