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アルゲリッチ次女 広島で平和を語る 来月7日 萩原麻未の演奏も

 世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチの次女で、米国アリゾナ州立大准教授のアニー・デュトワさんが8月7日午後7時から、広島市中区の中国電力本社ホールで平和交流イベントを開く。ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を研究するデュトワさんが、原爆の惨禍を知る市民と平和について語り合う。

 デュトワさんは、アルゲリッチが出演する広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサート(5日)で、ホロコーストの残忍さを証言する詩を朗読する。今回の交流イベントでは、ホロコーストについて解説した後、市民と議論を深める。

 解説に先立ち、アルゲリッチと同じくジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で優勝した安佐南区出身の萩原麻未が被爆ピアノを演奏する。あの日を知るピアノの音色に耳を傾けながら、原爆とホロコーストの犠牲者に思いをはせる。

 定員200人。無料。往復はがきかメール(info@hirokyo.or.jp)で広響事務局に申し込む。30日必着。Tel082(532)3080。

(2015年7月25日朝刊掲載)

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