×

ニュース

平和の火 1267人走りつなぐ 慰霊碑前に到着 広島市中区

 核廃絶を訴えて県内22市町を巡った「反核平和の火リレー」の最終走者が24日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。748区間約830キロを1267人で走りつないだ。

 被爆者たち約30人が迎える中、午後6時すぎにトーチを掲げた7~75歳の7人が原爆慰霊碑前に到着した。黙とう後、最終走者の新田康博委員長(26)は「核兵器を持つ国は、今もある。被爆者の反核の思いを継承し続けたい」と話した。

 34回目のことしは、今月1日に園内の「平和の灯」からトーチに採火して出発。台風の接近で安芸高田市の1日だけ実施を見送ったが、そのほかは土日曜と祝日を除く16日間、各地でリレーした。(高本友子)

(2015年7月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ