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禎子さん 生涯たどる 折り鶴コーナーも 原爆の記憶 風化させぬ 松江

 広島で被爆し、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの生涯を紹介するパネル展が、松江市法吉町の法吉公民館で開かれている。30日まで。

 平和首長会議に加盟する松江市の平和推進事業の一環で、昨夏の津田公民館に続き2回目。原爆資料館(広島市中区)から提供を受けたパネル26枚を展示している。

 展示は、禎子さんが白血病で亡くなるまでの生涯や回復を祈って折り鶴を作り続けたエピソードを写真を中心に伝える。折り鶴を折るコーナーも設けられ、鶴は8月中に原爆資料館へ送る。

 9月に修学旅行で広島を訪れる近くの法吉小6年、加藤杏志朗君(12)は「被爆から何年もたって命を奪われた禎子さんがかわいそう。平和な時代を大切にしたい」と話した。(松島岳人)

(2015年7月26日朝刊掲載)

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