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世界の若者 山口熱く ジャンボリーあす開幕

 4年に1度のボーイスカウトの国際大会、世界スカウトジャンボリーが28日、山口市阿知須のきらら浜を主会場に開幕する。国内開催は1971年の静岡県の朝霧高原以来、44年ぶり2度目。約150の国と地域から14~17歳の少年少女たち約3万4千人が参加し、8月8日までの期間中、野外生活などを通して交流を深める。被爆70年を迎える広島市をスカウト全員が訪れるピースプログラムと、山口県内での地域プログラムがメーン行事となる。(折口慎一郎)

 ピースプログラムでは30日から6日間に分かれ、広島市中区の平和記念公園を訪問。原爆資料館を見学したり、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の朗読ボランティアから被爆体験記を聞いたりする。8月6日の平和記念式典には各国の代表者約200人が参列する。

 山口県内の小中高生と交流したり、山口らしさを体験したりする地域プログラムでは、岩国市で錦帯橋の模型作りを体験して日本文化を学ぶなどする。

 山口県は関連イベントとして、「やまぐちジャンボリーフェスタ」(30日~8月1日、3~6日)を主会場近くの山口きらら博記念公園で開催。山口と日本の文化を紹介する展示や物販ゾーンがある。

(2015年7月27日朝刊掲載)

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