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中高生 核廃絶訴え 広島県内5校 街頭で署名活動

 「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」の結団式が26日、広島市中区の広島女学院高であった。核兵器廃絶を求める署名を集める活動は8年目。5校の生徒約50人が参加し、街頭活動にも取り組んだ。

 同校のほか、広島市の修道中高、広島学院高、崇徳高、福山市の盈進中高。結団式で広島市の松井一実市長は「廃絶への熱い思いを伝えてくれている」と激励した。

 生徒は式後、福屋八丁堀本店前など中区の4カ所で街頭に立った。核兵器禁止条約の必要性などを記した趣意書も配布。女学院高2年山口安奈さん(16)=南区=は「被爆地の若者として平和をつくり出す力になりたい」と協力を呼び掛けた。

 活動は広島、沖縄両県の高校生が2008年に開始。ことしも沖縄尚学高(那覇市)の生徒が8月4日に加わる。昨年度までに約33万人分を集め、平和首長会議を通じて国連本部への提出を続けている。(水川恭輔)

(2015年7月27日朝刊掲載)

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