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　弁護士が憲法の基本を伝える「憲法カフェ」が２６日、広島市東区矢賀新町の喫茶店であった。同市や近郊の１８人が参加。集団的自衛権についても学んだ。

　関西で憲法カフェを開く小谷成美弁護士（３８）＝神戸市＝が、平和主義や国民主権といった憲法の三原則などをクイズを交えて説明した。集団的自衛権については、海外での戦争に巻き込まれて国内テロが起きる懸念が強まると指摘。抑止力など政府が掲げる利点には疑問を呈した。

　衆院での安全保障関連法案の強行採決などを受け、憲法への理解を深めようと、子育て世代でつくる市民団体「ポコアポコ」が企画した。

　府中町の主婦八代佳代子さん（３９）は「集団的自衛権の問題点が整理できた。子どもの未来を守るため、同世代で意見交換してみたい」と話した。

（２０１５年７月２７日朝刊掲載）