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折り鶴再生 祈りのしおり 原爆資料館で配布始まる 広島市中区

 原爆資料館(広島市中区)の来館者に26日、平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴の再生紙で作った、しおりが配られ始めた。被爆70年の節目の企画。資料館を案内するヒロシマ・ピース・ボランティアが手渡す。

 縦13センチ、横4センチ。「世界に平和を」と記し、原爆ドームの写真と折り鶴の絵を添えている。市が約5万枚を印刷した。初日はボランティア15人が、資料館で折り鶴を作ったり、平和記念園でボランティアの案内を受けたりした人に配った。

 家族で資料館を訪れた広島市東区の尾長小2年の佐藤亜実さん(7)は「折り鶴がきれいなしおりになったのが不思議。図書館で借りた原爆の本に挟みたい」と受け取った。(和多正憲)

(2015年7月27日朝刊掲載)

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