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　広島県バス協会は２８日、被爆７０年に合わせ、広島市中心部の路線バスと路面電車を利用できる一日乗車券「広島ピースパス」を発売する。購入者には被爆建物などを紹介する路線図を配布。１２月末まで販売する。

　広島電鉄（中区）広島バス（同）広島交通（西区）芸陽バス（東広島市）中国ジェイアールバス（南区）エイチ・ディー西広島（ボン・バス、西区）の６社が市中心部で運行する路線バスの全便と、広電の路面電車全線が利用できる。深夜バスや高速バスは対象外とする。

　中学生以上７００円、小学生３５０円。路線図には、市江波山気象館（中区）などの被爆建物の解説や、訪れるための乗車方法を記す。利用前日か当日に、券売窓口や広島バスセンター（中区）などで購入できる。県バス協会は「観光客や平和学習の子どもたちの利便性を高めたい」としている。（村上和生）

（２０１５年７月２８日朝刊掲載）