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広島大から出土 軍用食器を展示 中区

 広島市南区の広島大霞キャンパスなどから出土した軍用食器の展示会が、中区の舟入公民館で開かれている。8月2日まで。無料。

 陸軍の星章が入った軍用食器や缶詰の代用として作られた防衛食容器など約60点。2006年度からのキャンパス整備に伴う発掘調査で見つかった。資源が枯渇する戦争末期になると、金属節約のためアルミ製の食器が陶器や磁器に代わっていった時代背景などを紹介している。

 23日は広島大総合博物館の石丸恵利子研究員(47)による解説もあった。中区の山本順子さん(70)は「食器にまで戦争の影響が及んでいたとは思わなかった」と話していた。

(2015年7月28日朝刊掲載)

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