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ヒロシマ講座 記者 記念式典や遺族を取材

 ジャーナリストを対象に広島市が開いている「ヒロシマ講座」に参加する全国のブロック紙や地方紙の記者が6日、中区の平和記念公園での平和記念式典を取材した。

 25~34歳の男女10人は式典前の早朝から会場や周辺を取材。遺族に式典へ臨む気持ちを尋ねたり原爆慰霊碑に花を手向ける人波の様子をメモしたりした。

 西日本新聞(福岡市)の福間慎一記者(34)は都道府県遺族代表42人のうち最高齢の城戸真子さん(82)=福岡県筑後市=を取材し、記事を仕上げた。

 記者たちは広島市の招きで7月28日から受講。被曝(ひばく)者医療の専門家から話を聞き、平和関連行事を取材した。「黒い雨」問題に焦点を絞る福間記者は「被爆66年を迎えても被爆者援護の充実を訴える声は強い」と実感していた。(教蓮孝匡)

(2011年8月7日朝刊掲載)

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