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カープでたどる広島復興 あすから古田公民館で展示 ユニホームや株券

 戦後の復興期に広島市民の心の支えとなった広島東洋カープの歩みを紹介し、球団草創期のユニホームなどを展示する「カープと広島の復興物語」展が30日、西区古江西町の古田公民館で始まる。8月10日まで。無料。(加茂孝之)

 旧広島市民球場(中区)が完成した1957年に選手が着ていたとみられるユニホームをはじめ、ヘルメットやグラブ、カープの前身「広島野球倶楽部(くらぶ)」の株券など8点を展示する。

 75年のセ・リーグ初優勝、79年の日本シリーズ初制覇を報じた中国新聞の紙面や、カープの歴史を紹介する年表も並べる。

 1日午後2時から、元捕手の長谷部稔さん(83)=安芸区=による講演がある。「小さな大投手」と呼ばれた長谷川良平さんとバッテリーを組んだ思い出などを語る。

 同館の為政久雄主事(53)は「復興の象徴であり、解散危機を乗り越えたカープを通じて当時に思いをはせてほしい」と話している。

 午前8時半~午後10時。4、6日は休館。講演会の参加希望者は申し込みが必要。同館Tel082(272)9001。

(2015年7月29日朝刊掲載)

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