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8・6式典へ テント設置 広島市

 広島市は29日、被爆70年の8月6日に平和記念式典を営む平和記念公園(中区)で、座席のほぼ全面を覆う大型テント52張りの設置を終えた。白い屋根が、追悼に訪れる被爆者や遺族を日差しから守る。

 テントの広さは10メートル四方。座席から一段高い位置にある原爆慰霊碑が見えるよう、高さは前方4・2メートル、後方3・2メートルと変えた。中央参道(長さ74メートル、幅6メートル)の両側の芝生や石畳の上に整然と並べられている。

 この日は、原爆資料館本館の南向き外壁に、式典の看板(縦3・2メートル、横35メートル)も掲げた。今後、椅子や献花台などを置き、5日までに会場設営を終える。市市民活動推進課は「国内外から多くの方が訪れる節目の式典。気持ちよく参列していただけるよう準備したい」としている。(川手寿志)

(2015年7月30日朝刊掲載)

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