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森下洋子さんが始球式 5日ピースナイター

 マツダスタジアム(広島市南区)のカープ公式戦で核兵器廃絶と野球ができる平和をアピールする「ピースナイター2015」が8月5日にある。被爆70年のことしは、広島市中区出身の被爆2世で、国際的なプリマバレリーナ森下洋子さん(66)が始球式を務める。

 午後6時プレーボールの阪神戦。森下さんは五回終了時に平和のメッセージを読み上げる。スタンドの観客はジョン・レノンの「イマジン」に合わせて、球場で配る中国新聞のピースナイター新聞を掲げ、原爆ドームと同じ25メートルの高さに赤いラインを浮かび上がらせる。

 ピースナイターは旧広島市民球場の最終年に当たる2008年の「折りづるナイター」が始まり。被爆と復興の歴史を共有しようと、8月6日に近いホームゲームで広島東洋カープ、生協ひろしま、広島平和文化センター、広島電鉄、中国新聞社が主催してきた。今回は中国放送も加わる。

 ことしは翌6日の阪神戦もピースナイターとし、カープは全員が背番号「86」の特別ユニホームで戦う。観客にはカープと復興の歩みをたどる中国新聞ピースカープタイムズを配る。(増田泉子)

(2015年7月30日朝刊掲載)

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