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被爆66年 被爆者の願い 灯籠に 湯来中生 メッセージ集める

 広島市佐伯区湯来町の湯来中の生徒たちが6日、地元の原爆死没者慰霊式で被爆者たちから平和を願うメッセージを集めた。手作りの灯籠に飾り付け、町内の水内川に流した。

 湯来町和田の慰霊碑前であった式典に、全校生徒47人が参列して呼び掛けた。被爆者たち10人が和紙に「祈平和」「核のない世界の実現を」などと書き込んだ。

 生徒たちは用意した約100個の灯籠に、自分たちで書いたメッセージも取り付け、同日夕、水内川に浮かべた。

 湯来中では2年前から灯籠流しを続けている。生徒会長で3年の森敦寛君(14)は「悲しみを繰り返さないという被爆者の強い思いを感じた」と話していた。(村上和生)

(2011年8月7日朝刊掲載)

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