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原爆題材3本上映 きょうから広島の八丁座

 広島の原爆をテーマにした1950年代公開の映画3本が1~7日、広島市中区の映画館「八丁座」で上映される。被爆70年に合わせ、原爆の傷痕や復興の動きを刻む名作をまとめてスクリーンに映し出す。

 連合国軍総司令部の占領が明けた被爆7年後に広島ロケし、公開された新藤兼人監督「原爆の子」(52年)、市民約9万人がエキストラで参加し、広島出身の月丘夢路もノーギャラで出演した「ひろしま」(53年)、復興した広島市中心部で撮影したアラン・レネ監督「ヒロシマ・モナムール」(59年)の3本。

 「70年は草木も生えないといわれた広島が、立派に復興する様子が分かる貴重な作品」と蔵本順子館主。「原爆の子」は午前10時半、「ヒロシマ・モナムール」は午後0時半、「ひろしま」は午後2時半から。料金はそれぞれ一般・大学生1200円、シニア1100円、高校生以下千円。Tel082(546)1158。(余村泰樹)

(2015年8月1日朝刊掲載)

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