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広島市民が描いた原爆 庄原でパネル展

 庄原市が同市中本町の市役所1階市民ホールで、パネル展「広島市民が描いた原爆の絵」を開いている。被爆70年に合わせて企画した。7日まで。無料。

 猛火に追われて川に飛び込み息絶えた人々や、川岸で無数の遺体を火葬する人々、青空に突如湧き上がったきのこ雲…。あの日、広島市民たちが目の当たりにした惨状を描いた29枚が並ぶ。

 川北町の飲食店経営吉山まゆみさん(55)は「幼い頃に原爆資料館で見た、焼けた洋服のことなどを思い出した。原爆の悲惨さを忘れないようにしたい」と話していた。

 原爆の絵は、NHK広島放送局が1974年から収集を呼び掛け、75年までに2千枚以上集まった。現在は原爆資料館(広島市中区)が所蔵している。(山本堅太郎)

(2015年8月1日朝刊掲載)

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