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「呉空襲知ってほしい」 きょうから紙芝居原画展

 呉空襲に遭った女性の体験を伝える紙芝居「ふうちゃんのそら」の原画展が1日、広島県呉市中央のぎゃらりぃcafeしもなかで始まる。作者の絵本作家よこみちけいこさん(42)が31日、作品を搬入した。

 呉市焼山泉ケ丘の主婦中峠房江さん(77)の体験を聞いて描いた水彩画15点を展示する。70年前の7月1日夜から2日未明にかけて市中心部を標的にした爆撃で、中峠さんが逃げ込んだ防空壕(ごう)での出来事を絵にした。

 ラフ画や他の絵本の原画も並べる。絵本にした「ふうちゃんのそら」も50冊限定で販売する。1、10、27日には中峠さんによる紙芝居上演もある。よこみちさんは「呉空襲について知るきっかけにしてほしい」と願っていた。

 30日まで。午前10時~午後4時。よこみちさんTel090(6437)5728。(小笠原芳)

(2015年8月1日朝刊掲載)

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