「黒い雨」ゆかりの地紹介 三和中生徒 神石の舞台学習
11年8月8日
神石高原町の三和中の1年生12人が6日、町内に残る井伏鱒二の小説「黒い雨」ゆかりの地を巡った学習の成果を小畠交流会館で報告した。
住民たち約30人が参加した。生徒は主人公のモデル故重松静馬さん宅や小説の舞台になった乱塔池など4カ所を紹介。つつじが丘にある石碑に刻まれた小説の一節「戦争はいやだ。勝敗はどちらでもいい」を読み上げた。
生徒は「悲しくてつらくなった」「小説を読んで井伏さんの気持ちを知りたい」などと感想も添えた。
平和学習は6月に実施し、原爆の日に合わせて報告の場を町が設けた。生徒の一人で重松さんのひ孫の和孝君(12)は「子孫として平和な世の中をつくる役目がある」と決意を新たにしていた。(武内宏介)
(2011年8月7日朝刊掲載)
住民たち約30人が参加した。生徒は主人公のモデル故重松静馬さん宅や小説の舞台になった乱塔池など4カ所を紹介。つつじが丘にある石碑に刻まれた小説の一節「戦争はいやだ。勝敗はどちらでもいい」を読み上げた。
生徒は「悲しくてつらくなった」「小説を読んで井伏さんの気持ちを知りたい」などと感想も添えた。
平和学習は6月に実施し、原爆の日に合わせて報告の場を町が設けた。生徒の一人で重松さんのひ孫の和孝君(12)は「子孫として平和な世の中をつくる役目がある」と決意を新たにしていた。(武内宏介)
(2011年8月7日朝刊掲載)