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広島弁護士会の有志が反対声明 安保法案

 広島弁護士会の弁護士有志287人が3日、参院で審議中の安保関連法案に反対する声明を発表し「憲法9条に違反するのは明らかだ」と訴えた。

 声明は、大多数の憲法学者が法案を違憲とし国民の多数も成立を望んでいないと指摘。「政府や国会が、憲法の規定の範囲を超えて権力を行使することは立憲主義に違反する。恒久平和主義など憲法の基本原理が脅かされている」とした。首相や衆参両院議長に宛てて郵送する。

 歴代会長が呼び掛け人となり、3日までに全会員539人の53%の287人が賛同した。この日、広島市中区で現職を含む歴代会長9人が記者会見し「憲法が破壊される危機感を覚える」「9条の存在が日本の信用を支えてきた」と法案に反対する意見を述べた。

 今後、弁護士有志は市内の繁華街で街頭アピールを続ける。

(2015年8月4日朝刊掲載)

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