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シベリア抑留描く音楽劇 15日広島

 シベリア抑留と引き揚げを描いた音楽劇「君よ生きて」が15日、広島市中区の広島国際会議場である。劇団四季で活躍した望月龍平が代表を務める「龍平カンパニー」(東京)が上演する。

 シベリアから多くの人が引き揚げた京都府舞鶴市が舞台。現代を生きる若者が当時にタイムスリップし、曽祖父の抑留生活を追体験する物語だ。音楽やユーモア、ファンタジーを交え、過酷な歴史を振り返る。

 「戦中戦後を必死に生きた人たちが命をつないでくれたことで、今の自分たちはいる。そんな現実に気付いてもらえれば」と望月。出演する石橋佑果=広島市西区出身=は「自分自身も生き方を見つめ直すきっかけになった作品。若い人に見てほしい」と呼び掛ける。

 午後1時開演。S席6千円、A席4800円。学生3千円。実行委員会Tel03(6456)0557。(余村泰樹)

(2015年8月4日朝刊掲載)

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