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安芸太田で平和の歌声 国際音楽祭 広島

 ドイツのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ゆかりのピアノで音楽を楽しむ「あきおおた国際音楽祭」が2日、安芸太田町の戸河内ふれあいセンターであった。被爆70年に合わせたオリジナル曲の合唱などに約400人が耳を傾けた。

 同町の上殿小児童12人がピアニスト仲道郁代さんの演奏で、児童が作詞した曲「やまゆりのきもち」を合唱。「せんそうのない せいかつがいいに きまっているのに」などと歌った。公募で集まった合唱団は賛美歌などを披露した。

 ピアノは、ホールの施工業者から旧戸河内町に贈られ、住民有志が3年前から音楽祭を開催。この日の動画は後日、インターネットで配信する。広島市佐伯区湯来町の会社員松波勝子さん(55)は「歌声に優しさを感じた。世界に広がるといい」と話した。

(2015年8月4日朝刊掲載)

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