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[戦後70年 継承しまね] 写真やポスター パネル16枚展示 松江市役所 忘れない 原爆の惨状

 島根県松江市は3日、広島、長崎に投下された原爆被害の惨状を伝えるパネル展を、同市末次町の市役所ロビーで始めた。16日まで。

 平和首長会議から提供を受けた広島、長崎両市の被爆直後の街や放射線被害の様子を撮影した写真などパネル16枚を展示。広島市の児童・生徒が原爆ドームや白いハトを描いた平和ポスターも並ぶ。

 核兵器禁止条約の交渉開始を求める署名や折り鶴コーナーも用意。折り鶴は今月下旬、平和記念公園(同市中区)の「原爆の子の像」に届ける。

 被爆者の角エミコさん(82)=松江市雑賀町=は、小学2年の孫と訪れた。「子どもの平和への思いと表現に感動した。多くの人に原爆の恐ろしさを知ってもらい、核兵器廃絶へ訴えの輪を広げて」と話した。

(2015年8月4日朝刊掲載)

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